【千年狐】メモ
廣天には陽を呼び捨てにしてほしい
「見てみて〜廣天〜。新しい写真集出たの〜」
「ふむ。素晴らしいですね。陽は美しいからどんな写真でも映える」
「ありがと〜」
「……私にも見せてくれ」フウ……(←幸せな光景が目に入ったので一旦まぶたを閉じて落ち着こうとする心底♡幸せ♡な阿紫様の漏れた息)
「阿紫のぶんもあるわよ〜」
「陽、私のぶんは無いのですか」
「え?一家に1冊でいいかなって……」
「「そんなことはありません(ないぞ)」」
「二人仲良しね〜」
「いいですか陽。絶対に父上も陽の新しい写真集を欲しがるはずです。現に前回の写真集は保存用と観賞用と飾る用(自分の書斎、リビングルーム用)に4冊欲しがったでしょう。」
「そうだったのか……」
「そうです。そしてこれは発売前ですよね?」
「ええ……。こんな感じのが出るって廣天に教えたかったの」
「ありがとうございます。うれしいです。あとで父上にも見せてあげてください。………少しは嫌な顔もするかもしれませんが(際どい写真をぱらり……)」
「(ここ際どいよな……)」
「(ええ……)」
「二人して何〜?本当に仲良しねぇ〜」
「発売したら発売したで私も父上も阿紫様も買いますよ。陽、貴方の写真集は一家に1冊では足りないんです。」
「そうなのねぇ……?」